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相場に向き合う為のメンタル管理術

  • 執筆者の写真: FX-KAIDO
    FX-KAIDO
  • 2019年6月1日
  • 読了時間: 5分


FXは少ない資金で莫大な利益を稼ぎ出すことができる金融商品のひとつです。しかしながら、その反面、数百万単位の大きな資金を一瞬で溶かしてしまうこともあります。

そのようなFXですが、トレードを行うにあたって大切なもののひとつにメンタルがあると言われています。先程書いたように大きな資金を使ってトレードするのですから、場合によってはメンタルが崩壊=大幅損失にもなりかねません。

そこで、ここでは相場に向き合う為のメンタル管理術と題して、いろいろな例を挙げて紹介していきます。


そもそもメンタルが崩壊する原因とは?

まずは、なぜメンタルが崩壊するのかの原因を探っていきましょう。FXでメンタルがやられてしまうのは大きく2つの場合です。ひとつはどうしようもなく損失が非常に大きくなった場合。ふたつめはトレード回数が異常に多くなってしまった場合です。

損失が大きくなった場合については、なんとなく想像がつきますよね。例えば、100万円の資金でFXを始めたとしましょう。トレードを行っていくと、気が付けば保有しているポジションが80万円のマイナスになっている。損切をせずにずっと放置している状態ですね。株で言うと塩漬けの状態です。普通の人であれば、どう対処していいのか、どうしようと途方にくれてしまいますよ。100万円あったのが、たった20万円しかないのです。精神的にパニックになってしまいます。このような場合は、完全に思考回路が止まってしまい、もうどうにでもなれという感じになってしまう人が多いです。つまりメンタル崩壊というわけです。

続いて、トレード回数が非常に多くなる場合です。トレードで大幅な損失を出してしまった場合、その損失を取り返そうと数多くのトレードを行うことは初心者にありがちなパターンです。トレードの回数が多ければ多いほど、利益を上げることができるのではないかと錯覚してしまうのです。その結果として、チャートやレートを血眼にして見続ける。朝から晩まで仕事中も寝ている間もFXが気になって気になって仕方ない。仕事中の職場でレートが確認できないときには頻繁にトレイに行く、食事中もスマホを片手に持ったまま、寝ている間もベッドの中でも。。。

このようなことしていると、メンタルというか精神的に疲れ果ててしまい、何をやっているのだろうって感じになってしまいます。



常に一定の成績を出す為に



メンタル崩壊しない対処法

上記のような状態、つまりメンタルが崩壊した状態では、ハッキリ言ってFXでは勝てません。FXには冷静な判断が必要不可欠なのです。チャートは生き物ですから自分が思うように自分の都合で動くものではありません。メンタルが異常な状態では、こうなるはずだ!こうなってくれ!などと主観的な見方しかできなくなるものです。

では、このような状態にならないようにする方法について紹介していきます。


①ルールを決める

FXを行う上で大切なこととして、黙々とルールをこなすことが挙げられます。これは売買の手法の場合によく言われていることですが、メンタルを維持する方法としても有効です。

- 資金管理のルールを決める

例えば、1回の損失を資金の5%以内にするなどが挙げられます。このルールに従うことで、たった1回のトレードで資金の半分以下などの大幅な損失を出すという最悪の事態を逃れることができます。だいたい1回のトレードの損失が3~5%であれば、次回以降のトレードでは十分巻き返しが可能なので、メンタル的な負荷はそこまで大きくありません。

- 売買ルールを決める

1日のうちに何連敗かしたらその日のトレードは辞めるというルールです。例えば、3連敗とか5連敗とか。連敗が続くと、その損失を取り返すためにムキになってトレードを行ってしまうものです。そのような状態では、冷静な判断ができていないので、さらに傷口を広げるだけでしょう。休むも相場という格言がありますが、休むことでメンタルの負荷をさげて、冷静なチャート分析が行うことができます。


②トレード以外の気分転換の時間を作る

サラリーマンや主婦など他にやることがある人は他のことをしてFXを忘れてしまいましょう。FXで生計を立てている専業と言われる人たちでも、朝から晩までずっとパソコンに張り付いてトレードをやっているわけではありません。ジムに通ったり、映画を見たりなど必ず気分転換を行っています。これは頭を常にフレッシュな状態に保つためでもあります。


③取引のやり方を変える

とはいえ、FXが気になって気になって仕方ないという人もいますよね。そういった人は、指値注文や逆指値注文など取引注文のやり方を工夫しましょう。あらかじめ狙っているレートで売買注文を行うことで、利益や損失を確定させることができます。チャートをみて目の前でドキドキハラハラするよりも、指値注文の場合は機械的に注文を出してくれます。指値注文は使いこなせば非常にありがたいツールです。チャートを見ている必要もなく、ストレスもほとんどありませんし、損失をだしてもメンタルに負荷をかけることはあまりありません。


④ポジションの保有時間の管理をする

ポジションを長時間保有すると、今現在に利益が出ているのか損しているのかが気になって気になって仕方がありません。あまりにも気にするような人は短期間のトレードを中心に行えばいいのです。チャートを見ていないときには、ポジションを持たない。パソコンから離れる時にはポジションを決済して、ポジションを持っていない状態にする。これだけでメンタルへの負荷を下げることはできます。もし利益をもっと伸ばしたいなどということがあれば、先程の指値注文を入れておく。そうすれば、安心してチャートから離れることができます。



しっかりメンタル管理しましょう


まとめ

以上のように、相場に向き合う為のメンタルについて紹介していきました。ギャンブルでも熱くなったら負けですが、同じように冷静さを欠いたFXのトレードは一か八かのギャンブルのなにものでもありません。何のためにFXをやっているのかを十分に理解し、自分のメンタルとうまいこと付き合っていきましょう。

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