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相場で方向感を掴む重要なトレンドサイクル理論とは?

  • 執筆者の写真: FX-KAIDO
    FX-KAIDO
  • 2019年6月20日
  • 読了時間: 4分

相場においてFX街道が重要視している法則の一つがトレンドサイクル理論。

これを知っていると知っていないとでは雲泥の差があります。


★トレンドサイクル理論とは?


ダウ理論、エリオット波動、サイクル理論と波動理論の1つであり、チャートにおいて、天井、底をつける時間帯、タイミングを予想することができることいいます。


レイモンドA.メリマンが提唱しで相場は一定間隔で底、天井、底を1サイクルとして出現する測定可能な現象です。

日本でのサイクル理論の第一人者は松下誠氏が有名ですね。


主に4時間足、日足、週足レベルがあり、その中でも特に日足、週足レベルで確認できる長期的な相場分析に適した理論です。



4時間足(4Hサイクル):ローソク足60~80本程度で1サイクル

(60~80本÷1日6本=10~11日で1サイクル)


日足(メジャーサイクル):ローソク足35本~45本程度で1サイクル

(35~45本÷1日1本=1か月~1か月半で1サイクル)


週足(プライマリーサイクル):24~35本程度で1サイクル

(24~35本÷1か月4本=6か月~9か月で1サイクル)


とローソク足の本数が決められています。


ローソク足70本目で底をつけることもあれば、75本目、78本目で底をつけることもあるというわけです。


メリマン氏はこの誤差のことをオーブと言い、±6分の1週のオーブが存在すると追記されています。


確率としては80%と言われており、必ず収まるわけではなく、4時間足であれば60本未満、80本以上の範囲と前後する確率が20%あります。


期間的に注目すると、4時間足であれば2週間目にサイクルの終わり、新しいサイクル突入になることになります。





★トレンドサイクル理論使い方・考え方


例えば4時間足サイクルでいうと、1サイクルローソク足60~80本程度で1サイクル、底→天井→が出現します。


つまり、前回のサイクルの底から60~80本で次の天井がくることが予想できます。


順張りトレードであれば、この60~80本の間が底利確の目安にすることができますし、まだトレンドが続くのであれば、売り増しのポイントともなります。


逆張りトレードであれば、60~80本の間に底がきますから、そこから逆張りを仕掛ける目安にもなるということです。


サイクルが始まると必ず上昇し、天井をつけると下降していきます。

狙い目としては、サイクルの最初の上昇か、もしくは天井を付けたのちの下降狙いとなります。


上昇トレンドにおいては、前半の上昇が長くなりますから、前者を狙い、下降トレンドにおいては、サイクル最初の上昇が終わり、天井を付けたのちの下降を狙っていきます。


★トランスレーション


サイクルの形としては2種類存在します。




1つ目はライトトランスレーションです。


サイクルの後半で天井をつける形です。

この形の場合、前半の伸びが長く、後半の反転が短くなるため、上昇トレンドによく見られる形になります。


つまり、前半は上昇トレンドの伸びとなり、後半は押しの波となるということです。


2つ目はレフトトランスレーションです。


ライトトランスレーションとは反対にサイクルの前半に天井がくる形で、前半の伸びが短く、後半の反転が長くなるため、下降トレンドによく見られます。


こちらは反対に、前半の伸びが戻りの波となり、後半が下降トレンドの伸びになるというわけです。


★リスクリワードとサイクル理論のコラボ手法が最強



サイクル理論でそろそろ、天井がくると予想できれば、チャートパターンに当てはめた時予想できる天井の位置がわかるかと思います。


つまり損切りはその予想した天井の上においておけばリスクが少なく天井を狙うことが可能になります!

天井をとらえることができれば、おのずとリスクリワード比のリスクを小さくでき、利確までのリワードを大きくとることができます。


チャートパターンで天井からレフトトランスレーションになれば、N波動を狙う、つまり2サイクル分のレフトトランスレーションまでリワードを伸ばすこと理想です。


レフトトランスレーションは後半が伸びている形になるので、押し戻りが前半の波動になるわけです。


このパターンを使えば、リスクリワード比は5以上は確保できることになりますので、勝率が30%でも資金が増えていくことになります。


★天井はどこになる?


天井を予想するには、そのサイクルがライトトランスレーションなのか、レフトトランスレーションなのかを知る必要があります。


特に上昇トレンドではライトトランスレーション=後半に天井がくる

下降トレンドであれば、レフトトランスレーション=前半に天井がくる(後半下降する)

ということになります。


4時間足で説明すると、4時間足のサイクルは60~80本なので、サイクルの真ん中である30~40本あたりに注目します。


その場合下記のようになります


ライトトランスレーション=30~40本の範囲よりも後に天井がくる

レフトトランスレーション=30~40本の範囲より前に天井がくる


これがわかれば後半下げるのか、上げていくのかの予想に役立てることができます。




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